時代の流れを読み解く話

流れ画像

この世の中には逆らえない流れがあります
どれだけ私がもがいて止めようとしても止められない流れです
私が1000人いても1,000,000人いても1000,000,000人いても止められません
それは便利な世の中になっていくということです
たとえ阻止しようとする勢力がいたとしても進化や発展は少しづつでも進歩を続けていきます

コロッケという料理の話

あなたはコロッケという料理があることをご存知でしょうか?
玉ねぎとひき肉を炒めてジャガイモと混ぜ合わせて小麦粉をつけた後に溶き卵で絡めてパン粉をまぶしたものを油で揚げればできあがる料理です

このコロッケという料理はフランス料理のクロケットというホワイトソースベースの前菜料理が語源といわれています
クリームコロッケが洋食として主流だった時代に日本人にあう料理として安い価格で提供できるように研究に研究を重ねてできた料理です

諸説ありますが元洋食屋の料理人が大阪でお肉屋さんとして開発したのが発祥ともいわれています
それまでホワイトソースがベースであったために衣とくっつけやすかったのですがジャガイモで代用するとなると衣が絡みにくく中身も水分が飛んでしまいボソボソになっていたのです
それを試行錯誤の上にひき肉と玉ねぎを混ぜることにより解消させて生まれたのがコロッケです
そしてこれを開発したお肉屋さんは他の肉屋さんでも低価格で提供ができるよう試行錯誤の上にようやくできたコロッケのレシピを公開してしまいました

そうしてコロッケが庶民に徐々に浸透していき今や各家庭の定番料理となっているのです
利益を追求してレシピを代々受け継いで秘伝のものとしてしまっていたならここまで各家庭に広まっていないかもしれません
今でもコロッケといえばクリームコロッケだった未来もあるのかもしれません

ただ秘伝のレシピにしていたとしてもいずれは他の定食屋やお肉屋さんが同じように研究を重ねて開発していた可能性もあります
一緒に働いていた人がレシピを盗み出してしまうことすらあります
いいものはどれだけ隠していたとしてもどうしても世界に広まってしまうものです

自分だけが得をしようとしても抑えきれない流れが生まれます

現状維持と進化発展の話

日本の携帯電話はガラパゴスといわれていました
携帯電話に音を何重にも重ねてメロディーにして着信音にしたりカメラをつけたり独自の機能に進化を続けていました
ミニディスクという音楽記録媒体も独自のディスク記録方式として普及させていました
そこから独自の市場を広めようとしていたのです

しかしアップルがiPodを皮切りに音楽メディアをデータ記録として変化を仕掛けてからパソコンデータへ録音形態は大きく変わっていきました
そしてiPhoneの普及から携帯電話もスマートフォンの時代に一気に加速していきました
結果としてミニディスクで市場を確立していたこととガラパゴスといわれても独自の進化にこだわった日本の企業は軒並み世界から遅れを取った結果となってしまったのです

パソコンとしての半導体の技術やメモリー技術としては決して遅れを取っていたわけではないのに折角の技術を独占と利益の追求に気を取られてしまったばかりに判断が鈍ってしまったのです

この世の中には現状を維持しようとする勢力と進化・発展をさせようとする勢力があります
そして現状を維持しようという勢力は今の状況や環境を維持することで安定した収入を長く得ていたいたいという欲望や願望のままに後ろ向きな考えになっています
一方で進化と発展を望む勢力は便利な世の中へ変えていこうというこれからの未来に向けて前向きに働きかけているのです

どちらが強い勢力になるかは一目瞭然です
世の中のためを思い便利な世の中にするために働きかけている勢力には時代の流れが生まれます
他の人々へ認知され始めると時代の流れとともに味方がどんどん増えていきます
商品であればユーザーというお客さんですね
小さなお客さんの口コミや紹介が時代を変えるのです
一方で現状を維持して少しでも長く今の状況を引き延ばそうとする勢力には味方がどんどん減っていってしまうのです
そして現状を維持するために働きかけてしまった分だけ後になって気付いたころには取り返しのつかない遅れを取っていることになります

そうした時代の流れや変化には敏感に反応して流れに沿った動きが求められるのです
今のままでいいなどといった考えではすでに成長が止まってしまっているといことです

時代の流れを読み解く話

物事は時代とともに変化と進化をしていきます
その時代にあった環境や価値観によって最善を求めて変わっていきます
そこには答えなどないのかもしれません
でも時の流れというものは確実に前向きに変化をしていきます

私という人間もその時代を生きていくのです
ですから変化と成長を止める訳にはいきません
私が人生をまっとうするまでの間は時の流れに取り残されることはできないのです

そしてその変化は最悪の事態といった時に大きく変化をする場合が多いです
コロナ禍の中でマスクの着用が当たり前になったりテレワークが普及したりといったようなことです

テレワークなどはこれまででも環境が整いつつありましたが平常時では踏ん切りがつかなかった状況を後押ししたように感じます
ただそれも出来ないような状況では緊急事態宣言下においても対面で営業をしなければならなくなります
それを続けていれば他者から非難されるかもしれません

そういった時のために平常時からお金の面でも心の面でも準備をしておく必要があるのです
時代の流れの変化は成長の流れです
そこには衰退してなくなっていくものから生まれ変わるものなど様々なことが起こります

ただ衰退していくのを見届けるのか
形を変えて生まれ変わらせるのか
全く別の新しい何かに形を変えてしまうのか
全ては私たちの判断次第です

物事は変わったとしても人間という存在はいつの時代もそう簡単には変われません
コロナ禍が進んだからといって翼がはえて空中で生活を始めるようなことはないでしょう
だから歴史は繰り返されたり過去の偉人の名言が今になっても語り継がれたりしているのだと考えられます
私自身もその時代にあった生き方を選択していかなければなりません

私の人生も現世という時代の流れの上に存在しているのです。