噓つきは泥棒のはじまりの話

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嘘つきは泥棒のはじまりです

平気で嘘をつくようになるとそのうち盗みも平気でしてしまうようになるということです

昨日は4月1日のエイプリルフールだったので嘘でも何でもない言葉遊びの話をしていました

今日はことわざから嘘について考えてみます


  嘘を平気でつく話

このことわざの本質は嘘を平気でつくということです

嘘にはいろんな嘘があるとは思います

  • ただ単に意味のない嘘
  • 相手を思いやってついた嘘
  • 場を整えるための嘘
  • 自分をかばう為の嘘
  • 相手を騙そうとしてついた嘘

全部同じように嘘としてひとまとめにされます

ただその嘘をつく行為に伴う感情が違います


ただ単に意味のない嘘は本当に意味などありません

ちょっとした冗談のたぐいです

悪気もほとんどないことが多いと思いますが相手を傷つけることもあるかもしれません

ついた嘘の内容によるところが多いと思われます

悪気がないという意味では平気で嘘をつくということに近いのかもしれません


相手を思いやってついた嘘は優しい嘘のように感じます

社交辞令などのようなこともこれに当てはまるかもしれません

全て直球で話をしてしまってはケンカになりかねません

このぐらいの嘘はついてもいいのかもしれません


場を整えるための嘘も同じようなところですね

勇気を振り絞って告白してきた相手に対してブスだから付き合えません

なんて伝えてしまったら心が壊れてしまいそうです

相手を思いやるという気持ちが大事なのだと感じます


自分をかばうための嘘は大体自分自身のプライドや保身が関わってきます

ちょっと背伸びをしてみたり失敗を隠したりしてしまいがちです

若いころについてしまう嘘はまだいいのですが年齢を重ねるごとにあまりつかない方がいい嘘だと思います

嘘は重ねれば重ねるほど自分が追い込まれます

正直に生きた方が人生はすごく簡単になっていきます


最後に相手を騙そうとしてついた嘘ですがこれは言葉に騙すということが目的になってしまっているので悪いことです

社交辞令や相手を思いやったり場を整えるための嘘ではなく嘘をついて利益やメリットを得ようとする行為です

少なくとも騙すことに対して後ろめたさは持ち合わせていて欲しいです


  平気で嘘をつく話

嘘をつくという行為に対して相手を思いやったり周囲を気にかけたりすることは大切です

ユーモアとしてなら意味のない嘘をつくのも相手を思いやっていることとなると思います


ただ目的が自分のためであったり相手を騙そうとすることであったりしてくると悪い嘘になってきます

結局利益やメリットなどのための嘘というのはよくありません

一時のメリットがあったとしても結局自分の首を絞めてしまうのです


失敗をしたからといって嘘をついてうやむやにすればその場は解決するかもしれません

ただそこには何とかやり過ごしたという結果しか残りません

何の解決にも到らないのです


失敗をしたからと素直に謝れば反省が生まれます

反省は問題の原因の追求と解決策が求められます

大変なことではありますが解決はします

反省している分だけ同じ嘘はつかなくて済みます


うやむやにやり過ごした場合はどうでしょうか

うやむやにやり過ごしているので解決はできていません

解決策も考えられていません

むしろ嘘をまた隠すために嘘を重ねなければならなくなります

そしてやり過ごす方法に頭を悩ませなければならなくなっていきます


必ず嘘はつき続けた分だけ罪悪感が薄れていきます

失敗に対して嘘でやり過ごせたなら罪悪感は残ります

けれどその罪悪感も嘘をついてやり過ごしていけたならきっと薄れていってしまうのです

ちょっとぐらいいいだろうが積もり積もって大きなことになっているかもしれません

後戻りできるならすぐにでも後戻りをした方が賢明です


平気で嘘をついてしまうようになってからでは嘘をつくことが当たり前になってしまうのです

そこには人を思いやる気持ちなど皆無です

自分のことしか考えられていません


  嘘つきは泥棒のはじまりの話

嘘つきは泥棒のはじまり

大体このことわざには泥棒のはじまりなんて大袈裟なように感じてしまうと思います


例えば誤ってコップを割ったとします

私は知らないと嘘をついて隠してみます

では誰が割ったのか

私ではない誰かが割ったことになります

周りの人が疑われることになります


次にお皿を割ってしまったとします

私が知らないと嘘をついて隠してみます

では誰が割ったのか

私ではない誰かが割ったのではないかということになります

周りの人が疑われることになりますがあなたも含めて疑われています

あなたの疑いが晴れたわけでは決してないのです


さて次にマグカップを割った時はどうしますか

今更謝れますか?これまでコップとお皿ですでに嘘をついています

嘘を本当のことであるように正当化させるためにまた嘘をつきたくなります

でも本当は謝った方が賢明です

素直に謝ることで今回のマグカップは私は謝ったということになります

じゃあ今まで割ったコップやお皿もあなたですかとなるかもしれません

でも今回は素直に謝ったのだから私以外の誰かだったのかもしれないと疑いが晴れるかもしれません


それは本当はよくないことかもしれませんがどこかで正直になることで自分というものを取り戻せます

誰が割ったかどうかという問題よりもこれ以上嘘を重ねなくてもよくなったことに幸せを感じるべきです


人の物を盗むということは悪いことです

でも嘘をつくということも悪いことです

悪いことは最初のうちは罪悪感が生まれます

でもずっと罪悪感を持ちながら悪いことは続けることができません

それでもどうしても嘘をつかなければならないとなれば平気で嘘をつき始めます


盗みも原理は同じです

盗んだ所で盗んだものは手に入りますが人の物を盗まなければならなくなった状況は何も変わっていません

無職が強盗をしても無職は無職です

仕事を始めなければ無職はお金が尽きればまた強盗をするしかないのです


物事の本質を見極められなければ幸せなど到底訪れることはありません。