地震・雷・火事・親父の話

目玉の親父画像

21日で緊急事態宣言が解除されますけど宮城県にまた地震が起きましたね

明日は各地で大雨の予報も出ているというので今後の日本が心配になりますね

昔から地震・雷・火事・親父ということわざがあります

この世の恐ろしいものを表したことわざですね


地震の話

地震はここ数年間で嫌というほど起きているので皆さんもご存知だと思います

私も阪神大震災を経験しています

ここ数年間でも関東大震災、北海道、熊本など北から南まで地震が起きています

まさに地震大国日本といったところなのでしょうか


ところが南海トラフ地震はくるかもしれないと予想されているのにいまだ来ておりませんね

そもそも南海トラフ地震は本当に大地震として起きたら日本が半分沈むかもしれないほどの地震予想です

そんなものが起きた時点で大被害とかというような話で済まない大災害予想ですからそんなに簡単に起きてもらわれたら困ります


規模でいうと静岡県から宮崎県まで津波が発生するかもしれないほどの大地震です

本当に起きてしまったら西日本の太平洋側が壊滅してしまいます

そう考えたとしたら阪神淡路大震災は津波の起きない瀬戸内海側に起きたので深刻な被害はもたらしたものの津波被害がなかっただけ不幸中の幸いだったのかもしれません


ただ日本は島国なので地震と津波と土砂災害などがセットに考えられる災害ということが恐怖ですね

そういった意味で言えば今回の宮城の地震も明日の大雨の前に起きてくれた分だけ不幸中の幸いなのかもしれません

雨で土砂が緩んだ所に地震なんて起きたら津波こそ起きなくても土砂災害が連動して起きてしまう上に救助や避難も雨でできなくなるかもしれません


雷と火事の話

雷の被害というものはニュースには取り上げられたとしても長期にわたることが考えられにくくすぐに忘れられがちです

雷としては人体に落ちる直撃雷と落雷した樹木などから人体へ雷が移動する側撃雷があります


日本大気電気学会によれば直撃雷では約8割の人は死んでしまいます

約2割の人が落雷が直撃しても生き残れる可能性があるという事実が信じられないです

事故みたいなもので被害にあえば死に直面するという意味では地震より恐ろしい部分もあるのかもしれません


そして地震も落雷も火事を誘発させます

火事といえば栃木県足利市で起きた山火事が記憶に新しいですが鎮火宣言が出たのは3月15日です

先月の2月21日から23日もかかってようやくの鎮火です

それだけ火は恐ろしいということです


私も今年に入って近所で山火事を目の当たりにしましたが山まで水の供給ができない場合が多いので消化活動が困難になります

そもそも消防車も入っていける所は限られますし消化するのも消防隊員が山に登らなくてはならなくなります


最近はアウトドアブームで山なども人気ではありますが山では基本的に火気厳禁の所が多いと思います

もしも火気の取り扱いをする場合には火事の危険性を理解した上でご利用ください

火というものは便利なものですが災害にもなりうる可能性のあるものです


親父とその他の話

最後は親父です

昔は雷おやじとか近所では有名な頑固おやじなどサザエさんの波平みたいな亭主関白な親父がたくさんいたと思います

今ではすっかり男尊女卑は淘汰され男女平等の時代に変わって親父の威厳なんていうこともなくなりつつあります

それでこの前フォレスト会長がそれでオリンピック・パラリンピック大会委員長降ろされたんですけどね


そしてこのことわざの親父の意味はやまじが訛ってできた台風だというような説も出ています

台風も確かに怖い災害だとは思いますが最後の部分を親父にしているからこそ日本人のユーモラスな所だと思います

“地震・雷・火事・やまじ(台風)”

このことわざでは多分日本中に知れわたるようなことはないでしょう


地震も雷も火事もおそろしいけどうちの親父も同じくらい恐ろしいといったユーモアがあるから親しまれて現代まで語り継がれているのです

なので世の中や個人的な状況によって地震・雷・火事・コロナになったり地震・雷・火事・上司になったりするんです

何よりおそろしい話をしているのに妙にリズミカルですよね


ことわざには大切なことを伝える工夫が凝らされているから遠い昔から現代まで語り継がれる力が宿っているんです

“自信・真面目に・愛・勇気”

ほら何か前向きに生きれそうですよね。