仕事は社会に貢献している話

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現代の日本において仕事をするということは大抵の人にとって会社で働くということです

もちろんフリーランスの仕事や自営業や政治家とか公務員など会社に当てはまらないようなものもありますがおおまかに言ってしまえば会社みたいなものです

専業主婦の方からすれば家庭が会社のようなものです

そもそも人が生きる社会全体が仕事によって成り立っています


  社畜という言葉は嫌いな話

社畜という言葉を耳にするようになりました

その言葉に影響を少なからず受けて前職は情熱を失いました

その言葉の意味は会社の家畜として飼いならされて自分の意思や良心を放棄してサービス残業や転勤をいとわない奴隷と化した賃金労働者を揶揄したり自嘲する言葉です

本来の意味としてはブラックな体制でも仕方がなく会社の奴隷として働いていることを“会社+家畜”として表現してからかったり自分を非難するように使います


丁度ブラック企業が世間で注目され始めた時に出てきた言葉ですね

もちろんブラック企業については反対なのでサービス残業なんてもっての外ですし今のコンプライアンス遵守の世の中については賛成です

正当な仕事には正当な対価を受け取るべきですしパワハラやモラハラなんてのも無くした方がいいと思います

ただ安易に会社に従っている状況のことを社畜として使われる場合も多く見受けられます


社会に加わることは当然のことですし家畜になんてなり下がることはありません

でも社畜なんて言葉があるばっかりに会社の犬だとか豚のように給料(エサ)をもらうためだけに生きているのなんてもったいないです

そんな言葉を気にしてしまうだけで頭が勝手にマイナス方向へ傾いてしまいます


気持ちをプラスに前向きに持っていくことは難しいですがマイナスへ傾けるのは簡単です

本質を突いていうならば楽だからです

人間の本質は怠惰な生き物です

怠惰のための理由になるならば簡単に言い訳を取り繕ってしまいます


だからマイナスのイメージになるような社畜なんて言葉は嫌いです

そもそも社畜だなんて感じながら働いても何のメリットも得もありません

私は会社に働くことで社会を動かしている一因であり一員なのです


  社会に貢献するという話

毎日の生活はさまざまな人の仕事によって社会として成り立っています

今日食べたご飯も誰かが育てた稲穂から実を取り加工を行って販売されています

販売されるまで誰かが輸送を行って倉庫や店舗を経由してお米を購入しています

その購入したお米を炊飯器で炊飯して食べているご飯です

そこには農業生産者に物流業界に卸業者や小売業者や家族が絡んでいます

ありとあらゆる仕事の中からできたご飯です


そしてそのような社会生活を担う一因であり一員が私なのです


どこかで誰かがサボってしまっては社会生活が止まってしまいます

突然思い立ったように総理大臣が何もかも面倒くさいのでこれからはおのおの各人の判断にお任せします!

なんてことになろうものなら日本中がパニックでしょう


私も総理大臣ということではありませんし小さな責任しか背負えないかもしれません

ただ間違いなく同じような社会の一員として働いています

私がサボることで会社の誰かに迷惑がかかります

社内だけのことであれば良いのですがお得意先様やその先のお客様などにも迷惑が連鎖していきます

それが社会です


逆に私がまじめに働くことで社内の誰かに貢献できます

社内だけではなくお得意先様やその先のお客様にまで貢献と喜びも連鎖していきます

それが仕事です


それは社畜などという家畜のような存在がするものではありません

働くということが社会貢献につながって今日も生活が成り立っています


  仕事という目的の話

現在の日本では日常生活をしていて生死の不安を伴う事件や災害はそうそう頻繁に起こりません

不安やストレスなどを感じる環境もまた仕事なのです

仕事を行うことによって時間を消費する代わりに労働を行い目標を持ち達成をしていきます

その対価として賃金を受け取ることで私自身の生活も成り立ちます


現代社会においては仕事が戦争のように感じるかもしれません

神経をすり減らしてしまうようなトラブルで大変なことや苦悩もあると思います

それでも生きがいとなったり生きる目的として仕事をすることもできます


趣味であれば大変な苦労があったとしてもどうにかしてやろうと思うことは苦痛ではないと思います

登山で難しい山を登ることにストレスや苦痛に感じてやっている人はいません

スポーツをしている人も負けて悔しい思いはしてもそれでも前向きに成績をよくしようと努力するはずです

マラソンやランニングも趣味でしていない人からすればただの苦行のように見えますがやっている人はつらいことだとは感じていないでしょう

目的はタイムなのかダイエットなのか筋トレなのかさまざまだとは思います


仕事というものも全く同じです

仕事もやりたいことや目標や目的をもって取り組めばつらいことや苦しいことがあっても乗り越えようとしていけます

その為には仕事自体を好きになることややりがいを見つけることです

目標や目的をつくって取り組むことです

最初から難しい難題に取り組む必要はありません

大きな難題も小さな課題の積み重ねです


そうやって前向きに仕事に取り組むことで社会に貢献できています

これはボランティアで栄養失調の海外の子供に募金をするのと同じです

難病の人のために献血を行っているのと大なり小なりあっても同じ社会貢献です

社会に貢献しながら生きるということはとても美しいことです。